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2009年10/21からデンマークに家具の買い付けに行ってきました。デンマークは早くも気温5度前後で、いつものように仕事のほとんどを倉庫で過ごす私にとっては非常につらい季節です。ダウンとヒートテックとホッカロンで完全武装した私は寒さに負けず丁寧に家具を選びとても内容の濃い買い付けができました。本当は12月のクリスマス前に来たかったのですが、航空運賃の安いこの時期は他国のバイヤーも多く訪れるため現地のディーラーと話し合った結果、バッティングを避けてこの時期にしました。去年は12月に来たので町中クリスマス一色で外はすごく寒いんだけどそれも忘れてクリスマスイルミネーションの中をうろうろと歩き回っていました。昨年はデンマーク人の友人がクリスマスディナーを作ってくれてごちそうになったのですが、それがとてもおいしくて、暖かくてでも今年はいくらなんでもまだ10月の終わりなのであきらめていましたが、なんと今年も用意してくれていました。しかも昨年もいただいたデンマーク伝統のクリスマス料理であるポテトと、ローストダックに添えるグレービーソースを一緒に作りました。あまり知られていませんがデンマークではクリスマスにターキーでもチキンでもなくダック(アヒルのことです)をロースとして食べます。ダックの中にはプラムとリンゴを詰めます。
これがデンマークのクリスマスに食べる伝統的なポテト料理です。今回は一緒に作りました。作り方は次回詳しく説明します。デンマークでは主食はポテト(ジャガイモのことです)です。スーパーに行くと日本では信じられないくらいジャガイモの種類が豊富です。食べ方によって使用するジャガイモの種類が違うらしく、今回のディナーでも写真のポテトとは別に茹でたジャガイモがダックに添えられていました。日本ではジャガイモはナイロン袋に入れて売られていますが、デンマークでは違います。日本でイチゴの販売用に使われている透明な容器(お分かりですね?)的な入れ物に整然と並べてパッケージされています。見た目はイチゴの容器に入れられた卵のようです。これとは別に茹でて皮をむいたジャガイモを瓶づめしたものもポピュラーです。どうやって剥いているのかわかりませんがピーラーで剥くのとは違って表面がつるつるとしてまさに卵のようです。
テーブルの上に乗っているソースパンの中にはダックにかけるグレーヴィーソースが入っています。作り方は次回説明します。このソースがほんとにさっぱりしていておいしいです。ダックとポテトにたっぷりとかけて頂きます。
お皿に盛られたダックです。このように跡形もなくバラバラにしてからお皿に盛りつけるのがデンマーク流です。(ここん家だけかもわかりませんが)
2009.12.14